水質汚染への対策
水質汚染への対策
水質汚染の問題は、1つの国の問題としてではなく、全世界の問題として解決策を探る傾向になってきています。しかし、多くの世界会議を開き、世界中から有識者や関係者が集まっても、問題解決は容易ではありません。というのは、水質汚染を改善するには、一人ひとりの意識がとても大切だからです。日本でも、水質汚染の拡大防止として、昭和45年に水質汚濁防止法が施行され、工場や事業場が公共水域へ排水を排出する際の基準が設けられました。しかし、水質汚染の6割以上がわたしたちの生活排水から引き起こされているのです。そう思うとき、まず、わたしたち自身がそのことの意識を持ち、啓蒙していくことが大切だろうと思います。そして、その上で、何ができるのかを考えてみることです。
まずは、汚れの原因となる生活排水を極力出さないようにすることが、水質汚染を防ぐことになります。例えば、
・揚げ湯を直接流さない。固めて捨てたり、肥料にまわしたりする。
・合成洗剤の使用をなるべく控えるようにする。
・お米のとぎ汁は、肥料にしたり、無洗米を使ったりするのも良い。
・汁物は極力残さない程度の量を調理するよう心がける。
・排水口のごみは栄養分となるのでネットの使用により流出を最小限に抑えるなど。
こうして並べてみると、それほど無理を強いることではないように思います。水質汚染は、わたしたちの身近なところから防ぐことができるということです。
また、行政側にも働きかけたいのは、やはり、下水処理場や合併浄化槽の整備を急いでもらうことです。生活排水をきれいにするのが、下水処理場や合併浄化槽の役目です。汚れた水は、下水道管を通って処理場に集められます。そこである程度まで水をきれいにした後、海などに流されます。しかし、下水道が整備されてない場所では、家庭からでる生活排水がそのまま川に注ぎこみ、海や川を汚しているのが実態なのです。